うまい焼酎を探して

うまい焼酎を探し求めて旅しています・・・

一刻者


一刻者」です。
鹿児島県は小牧醸造さんの一品です。
芋麹を使用して常圧蒸留で造られた焼酎です。
小牧醸造さんは、明治42年から常圧蒸留と製法にこだわって焼酎を造られている醸造所さんです。
下りを見ますと、焼酎造りに米麹を使用せず芋麹を使用した焼酎のようです。
芋には麹菌がつきにくく、技術を駆使して芋麹の焼酎を造りあげたそうです。
どの酒造さんにも、それぞれの焼酎造りのこだわりがあると思いますが、
小牧醸造さんは、芋100%の焼酎にこだわっておられるようです。
さて、そんな「一刻者」でありますが、とても入手しやすい焼酎ですね。
自分の住んでいる所では、酒屋さんをはじめスーパー、コンビニと、
とっても見かける機会が多いです。

はい突然ですが、写真は中国は上海の夜景です。
少し前に仕事で行く機会がありました。
あいにくの雨天でちょっとガスがかってますが、
テレビ塔は、中国の経済発展の力強さを象徴するかのようですね。
上海で宿泊したホテルのすぐ前にコンビニがありまして、
そのコンビニにも「一刻者」が置いてありました。
こんな所にも芋焼酎!びっくりですね。
お値段は日本で買える値段の2倍です。
上海では買いませんでしたが、それまでに滞在していた上海から
ちょっと内陸にある常熟という町の日本料理店に行ったときに飲みました。
やはりとっても高かったですけどね。
実はそれまで「一刻者」を飲んだことがなく、中国で初めて飲みました。
今回は懐かしさも兼ねてロックでいただきました。
栓を開けると、芋の甘い香りがほんのりです。
口あたりも割とまろやかでクセがありません。
後味もほんのり芋の甘みが広がります。
雑味はほとんどなく、スッキリしています。
ガツンとした飲みごたえはなく、主張の控えめな焼酎です。
とても飲みやすい芋焼酎だと思います。
雑味やクセがなくスッキリとした味わいなので、
これまで芋焼酎を飲んだことのない方が、初めて飲むときに選択されると、
無難に芋焼酎への登竜門をくぐれる焼酎ではないかと思います。
広く、中国にまで流通しているのはそのへんもあるのかもしれませんね。