２０１３年最初の焼酎をご紹介致します。
麦焼酎「大島」です。
鹿児島県は阿久根市にあります、鹿児島酒造さんの一品です。
鹿児島酒造さんでは「大島」の他に芋焼酎「黒瀬」、「阿久根」を造られています。
ちなみに「阿久根」はこちらでもよく見かける焼酎です。
鹿児島酒造さんの焼酎は、”黒瀬杜氏”と呼ばれる黒瀬安光氏により手掛けられています。
”黒瀬杜氏”とは、明治時代に薩摩笠沙の「黒瀬」という集落から琉球に渡り、
焼酎造りの技術を習得された人だそうです。
黒瀬安光氏は”黒瀬杜氏”の技術を伝承し、
鹿児島酒造さんで総杜氏として現在も焼酎造りをされている方のようです。
この「大島」も黒瀬安光氏が手掛けて造られた麦焼酎です。
「大島」名前の由来は、阿久根市の沖に浮かぶ”阿久根大島”からきているようです。
原酒を氷点以下の−５℃まで冷却して濾過され３か月熟成された、
麦麹・白麹の常圧蒸留で造られた麦焼酎であります。
栓を開けますと、ほんのり麦の甘い香りです。
香りはあまり強くないですね。
新年からも定番のロックでいただいてみました。
口に含みますと、麦の甘みと芳ばしさが広がります。
後味もしっかりとした麦の甘みと、ほんのりとしたロースト麦の芳ばしさが広がります。
おぉぉ・・・うまいですねぇ。
いわゆる麦ﾁｮｺ風味の自分好みの焼酎であります。
氷点以下まで冷却されて濾過されているからでしょうか、
雑味がとても少なく、後味は麦の甘みとロースト風味を直線的に味わえます。
麦ﾁｮｺ風味を好まれる方なら、気に入っていただける麦焼酎ではないかと思います。
価格は英世２枚でおつりがくるので、なんとも嬉しい限りですね。
”黒瀬杜氏”の技により、麦の甘みとロースト麦の芳ばしさをしっかりと表現されたうまい焼酎だと思います。
麦ﾁｮｺ風味好きの自分は、ぜひとも常備しておきたい麦焼酎です。
