少しずつ暖かくなってきました。
芋焼酎「㐂六」です。
宮崎県は児湯郡高鍋町の黒木本店さんの一品です。
黒木本店さんの焼酎といえば、これまで麦焼酎「中々」、「山猿」、「百年の孤独」をご紹介させていただきました。
いずれもレベルが高く、うまい麦焼酎でした。
黒木本店さんの芋焼酎は、今回初めて試してみます。
「㐂六」の読みですが、”きろく”と読みます。
これは黒木本店さんの黒木（くろき）を逆さ読みしたところに由来しているようです。
面白いですね。
黒木本店さんといえば、焼酎カスの肥料を使って有機農法、リサイクル農法の自家農園で栽培された原料を使用されておられます。
麦焼酎で使用される麦と同じく、芋焼酎の芋も自家農園で栽培されているそうです。
ちなみに原料の芋は黄金千貫、麹米はミナミユタカを使用されておられます。
黄金千貫を原料に黒麹・米麹で常圧蒸留で醸され、３年熟成の焼酎であります。
栓を開けますと、甘くやさしい芋の香りです。
それでは定番のロックでいただいてみましょう。
口に含みますと、しっかりとした芋の甘みが広がります。
３年熟成だからでしょう、とても円やかで優しい口あたりです。
後味は芋の甘みの余韻を残しながら、芋の香ばしさがほんのりと鼻に抜けます。
うまいですねぇ。
黒麹の焼酎ではありますが、ガツンとしたインパクトやクセはなく全体的に優しくスッキリとした仕上がりになっています。
このへんは自分好みですね。
優しい口あたりでスッキリとしていますが、味わいは深く後味の芋の余韻はしっかりありますので、
芋の風味は存分に楽しめるうまい焼酎だと思います。
黒木本店さんの麦焼酎もレベルが高かったですが、芋焼酎もレベルが高いですね。
今回は四合瓶を試しましたが、お値段も手頃なので次回はぜひ一升瓶を入手したいと思います。
