また台風が近づいてきていますね。
麦焼酎「さそりらいと」です。
鹿児島県鹿児島市七ツ島のさつま無双さんの一品です。
さつま無双さんの麦焼酎は、前回「黒さそり」を紹介させていただきました。
「さそりらいと」は「黒さそり」のライトな味わいバージョントとして新発売されたようです。
「黒さそり」は黒いさそりのワンポイントのラベルが印象的でしたが、
「さそりらいと」は、銀色のさそりのワンポイントのラベルとなっております。
ちなみに「黒さそり」はさそりの向きが左、「さそりらいと」は右向きとなっています。
「さそりらいと」が右向きなのは、英語で軽いという意味の”light”と右という意味の”right”をかけているのだとか。
黒麹仕込の「黒さそり」に対して、「さそりらいと」は白麹仕込とすることでライトな味わいを表現されたようです。
「黒さそり」と飲み比べてみると面白そうですね。
価格も「黒さそり」に比べてライトになっております。
栓を開けますと、極々ほんのりややフルーティーな甘い香りがします。
早速、定番のロックでいただいてみましょう。
口に含みますと、ややフルーティーな甘みが広がります。
口あたりは優しく、キレもよい感じですね。
後味は極ほんのりと甘みを感じる程度です。
なるほど、ライトな仕上がりになっています。
風味そのものは「黒さそり」に通じるものがありますが、その味わいはとても軽やかですね。
まさに”らいと”という感じです。
「黒さそり」と飲み比べてみましたが、その味わいの違いがよくわかります。
「黒さそり」の方が後味の深さと粘りが勝っていますね。
どちらの味わいを好むかは、人それぞれ好みが分かれそうです。
同じ原料でも飲みごたえと後味に深みのあるもの、軽やかでキレのいいものと、
蔵の努力と工夫で異なる味わいに表現される焼酎はなんとも面白いですね。
「黒さそり」、「さそりらいと」、それぞれ別角度でさつま無双さんらしく”麦”という原料を表現されたうまい焼酎だと思います。
