うまい焼酎を探して

うまい焼酎を探し求めて旅しています・・・

まんこい

ゴールデンウィークが始まりましたね。
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黒糖焼酎まんこい」です。
鹿児島県は奄美市の弥生焼酎醸造所さんの一品です。
弥生焼酎醸造所さんは、大正11年から操業されておられます。
当初は泡盛を造っておられたそうですが、昭和に入り黒糖焼酎を造り始められたそうです。
蔵の名前の由来は、3月に操業を始められたことで”弥生”となったそうです。
銘柄の”まんこい”とは、招き入れるという意味で、千客万来を表す言葉として使われるそうです。
銘柄にはこの「まんこい」シリーズの他に、蔵の名を冠する「弥生」シリーズや「太古の黒うさぎ」、「碧い海」などがあります。
実は「太古の黒うさぎ」を以前に居酒屋さんで一杯だけ飲んだことがあります。
どんな味だったかは・・・残念ながらよく覚えていません。
そこで今回はこの「まんこい」を存分に味わってみたいと思います。
まんこい」の麹米にはタイ米が使用されているようで、タイ米は蒸し上りが均一で麹の状態がよいとのことです。
甕仕込みで常圧蒸留で醸され、樫樽貯蔵の黒糖焼酎であります。
栓を開けますと、黒糖の甘い香りの中にほんのりとラム酒を思わせる香りが漂います。
お〜、よい香りですね〜
花粉の時期も終わり、ようやく鼻も復活して参りました。
それでは定番のロックでいただいてみましょう。
口に含みますと、まず黒糖のしっかりとした甘味が広がります。
口当たりはまずまずの円やかさです。
後味は黒糖の甘味の余韻を残しながら、心地よくドライにキレていきます。
最後にふわりと鼻に抜けるのは、樫樽の風味でしょうか。
ほほぅ、うまいですねぇ〜
あくまで個人的な感想ですが、これは黒糖焼酎というよりはまさにラム酒ですね!
渋みや苦みといった雑味はあまりなく、全体的にすっきりとした味わいに仕上がっています。
それにしてもラム酒のような風味が、とても心地良いですね〜。
今回樫樽貯蔵の黒糖焼酎を初めて試しましたが、とても気に入りました。
常備しているお気に入りの「龍宮」とはまた別次元の味わいで、「まんこい」も常備して楽しんでみたいなと思います。
機会あれば「弥生」シリーズもぜひ試してみたいですね。