早いもので、今年も残りあとわずかとなりました。
芋焼酎「たちばな 原酒」です。
黒木本店さんの焼酎は、これまで数々の芋焼酎、麦焼酎などを紹介させていただきました。
どの焼酎もとてもレベルが高く、舌を巻くうまさでした。
本日ご紹介する「たちばな 原酒」も、以前ご紹介させていただいた黒木本店さんのレギュラー芋焼酎「たちばな」の原酒になります。
麦焼酎、米焼酎の原酒は試してきましたが、実は芋焼酎の原酒は今回が初となります。
以前から芋焼酎の原酒を試そう試そうと思いながら、今日に至ってしまった次第です。
原酒はならではの良さがありますので、「たちばな 原酒」の味わいがどんなものかワクワクしますね。
この「たちばな 原酒」ですが、ブレンドなどの調整は一切されておらず単一原酒100%となっているようです。
アルコール度数は37度となっています。
原料は全量宮崎県産の黄金千貫、麹米にも県産の”ヒノヒカリ”が使用されており、白麹仕込み常圧蒸留で醸された焼酎であります。
それでは開栓してみましょう。
香りはといいますと、芋の甘い香りというよりはカンキツ類を思わせる爽やかなよい香りです。
レギュラーの「たちばな」同様、芋芋しさはそれほどありませんね。
年の瀬の今宵も、ロックでいただいてみましょう。
口に含みますと、まずほんのりとした芋の甘みが広がります。
口当たりはアルコール度数の高さを感じさせない、優しい口あたりです。
白麹の焼酎の良さでしょうかね。
やがてほんのりとした甘さの中に、辛さがフェードインしてきます。
後味は甘さと辛さの絶妙な調和で直線的に広がっていきます。
そして辛さの余韻を残しながら、ややカンキツ系の爽やかな芋の香りがふわりと鼻に抜け、スッとキレてゆきます。
うぉぉぉ・・うまいですねぇ~
当たり前のことなのでしょうが、香りそして味わいの構成はレギュラーの「たちばな」と全く同じです。
しかしながら「たちばな 原酒」の方が、芋の甘みの深みとコクはしっかりとしていて、やはり原酒ならではの味わいですね。
その点でも原酒を味わってみる価値は十二分にあるなと思います。
やっぱり原酒はいいですね。
ただちょっと驚いたのは、加水して25度に調整されたレギュラーの「たちばな」も、原酒の味わいの構成を全くブレることなくしっかりと引き継いでいることです。
黒木本店さんの焼酎造りの光る技術を、あらためて実感です。
それにしても口当たりの円さやコク、甘みと辛みのバランスそしてキレの良さで、アルコール度数37度であることをすっかり忘れてスルスルと杯が進んでしまいす。
もうしっかりと酔っぱらってしまいました(笑)
2022年にご紹介する焼酎はこれで最後となります。
今年もとてもうまい焼酎で締めくくることができて、とても満足しています。
今年一年お世話になりました。
また当ブログにお越しいただきましたこと、大変感謝しております。
来年もまたうまい焼酎に出逢えることを楽しみにしています。
皆様にもゆっくりではありますが、ご紹介していければと思っています。
来年もどうぞよろしくお願い致します。