うまい焼酎を探して

うまい焼酎を探し求めて旅しています・・・

コルン

猛暑日が続きますね。

コルン」です。
ドイツで造られている蒸留酒である、シュナップスの一種です。
先日、仕事でドイツを訪れる機会がありまして、現地で入手したものであります。
コルン」は小麦やライ麦を原料に造られたシュナップスですが、その他にジャガイモやサクランボといった原料から作られるものもあるようです。
ラベルには、麦粒のイラストが描かれていますね。
ちなみにラベルの文字の”das”は英語でいう”the”ですから、”ザ コルン”というところでしょうか・・・それにしてもシンプルなラベルですね。

瓶の横に”DOPPEL”とありますが、アルコール度数が37.5度を超えると”DOPPEL KORN”と呼ばれるようです。
この「コルン」は、アルコール度数は38度となっております。
今回滞在したドイツの都市は、ライプツィヒという所です。
ドイツのお酒といえば、やはりワインやビールになるのでしょうね。
ワインやビールを販売するお店はすぐ見つかったのですが、蒸留酒を販売するお店がなかなか見つからず、ライプツィヒの街をぐるぐるとずいぶん歩きまわりました。
ようやく見つけたお店の店員さんは、イケメンさんでとても親切に接客してくれました。
コルン」の他にジャガイモのシュナップスやパンのシュナップスも紹介してくれたり、どれにするか迷っていると試飲も勧めてくれました。
印象的だったのはパンのシュナップスで、香りも風味もまさにパン!でした。
残念ながら「コルン」の試飲はできなかったのですが、ここは麦好き、迷った末に「コルン」をチョイスです。
同じ銘柄でアルコール度数が40度もありましたが、結構いいお値段がしたので、今回は38度ということにしました。
ドイツ版麦焼酎!ということで、どんな味なのか楽しみですね!


それでは、開栓してみましょう。
と、コルク栓なのでいつものように簡単に開栓できません(笑)
コルク抜きでようやく開栓、香りはといいますと、かなり控えめな甘い香りがします。
樫樽?の香りもあるような気もします。
わずかにコハク色なので、その可能性もあるかもです。
それでは定番のロックでいただいてみましょう。
口に含みますと、極ほんのりとした甘味が広がります。
口あたりはわりと優しく、アルコール度数の高さを感じさせないですね。
後味はなんともいえない独特な風味とほんのりと酸味を残しながら、ややドライにすっとキレていきます。
実にスッキリとした味わいですね〜
全体的に風味は抑え気味で、かなりスッキリとした味わいです。
これがゲルマンの民により、長きにわたる歴史のなかで培われてきた蒸留酒なのでしょうね。


実はこの「コルン」、持って帰るときにうっかり手荷物に入れてしまい、手荷物検査で引っかかって空港であやうく没収されそうになりました。
処分される寸前に常駐の警察官が助けてくれて、宅配を提案してくれました。
その警察官は宅配取り扱いのお店まで案内してくれた上に、送り状の書き方まで説明してくれて、涙がでるほど嬉しかったです。
もしあの親切な警察官がいてくれなかったら、今こうしてこの「コルン」を味わうこともできなかったかもしれません。
親切なドイツの警察官に、そしてドイツの人々の心意気に今宵は乾杯です。


滞在したライプツィヒを少しご紹介。

こちらは街並みです。



レストラン。この時期は21時過ぎまで明るいので、みなさんゆっくりと食事されていました。


バッハ所縁のトーマス教会。中にはバッハのお墓があります。


コルン」を購入したお店。


ライプツィヒは”音楽の街”でもあるので、このようなストリートパフォーマンスがよく見られます。


歴史あるレストラン、アウアーバッハスケラー


豚カツのお化けのようなのは、ドイツ料理の一つシュニッツェル。牛カツです。


中央駅のDB(ドイツ鉄道)。ドレスデンまで足をのばしてみました。



列車からの車窓。溝口肇さんの「世界の車窓から」がヘビーローテーションしてました(笑)


ライプツィヒはとても素敵な街で、また訪れてみたいなと思いました。