梅雨に入り、蒸し暑くなってきましたね。
深野酒造さんの創業は実に古く、なんと1823年からなんだそうです。
初代は人吉盆地の豊富な米、良質な水、冷涼な気候に惹かれて、一族でこの地に移り住んでこられたそうです。
本日ご紹介する「埋蔵金」は、先日に熊本を訪れたという知り合いからのお土産になります。
それにしても、インパクトのあるネーミングですね。
カテゴリは”麦焼酎”としていますが、実は球磨焼酎である米焼酎がブレンドしてあり、麦焼酎と米焼酎のハイブリッドとなっております。
麦焼酎、米焼酎の原酒をそれぞれ樫樽で熟成し、ブレンドされているようです。
それでうっすらと琥珀色になっていますね。
なんかラベルも含め、全体的な色合いがまさに”金”を彷彿とさせる感じで豪華ですね。
それではこのお土産でいただいた「埋蔵金」を開栓してみましょう。
香りはといいますと、ほのかに華やかな麦の甘い香りで、樫樽の香りもあわせて漂います。
蒸し暑い今宵も、定番のロックでいただいてみましょう。
口に含みますと、まず優しい甘みが口いっぱいに広がります。
この甘みは、どちらかと言えば米の甘みでしょうか。
口当たりも熟成酒らしく、とっても円さがあります。
後味は華やかでフルーティーな麦焼酎の芳ばしさとほのかな樫樽の風味で、ほどよい余韻の後にスッとキレていきます。
うまいですね~
全体的に雑味は全く感じられず、実に優しくすっきりとした味わいです。
ともにすっきり系の麦焼酎、米焼酎のそれぞれの良さを、ブレンドすることでよく引き出されているうまい焼酎だと思います。
最近は樫樽熟成の焼酎も好みになってきたので、とても美味しくいただくことができました。
”埋蔵金”というネーミングからは、インパクトの強いドッシリしたイメージでしたが、中身は実にスッキリと優しい焼酎であり、そのギャップがまたいいのではないかと思います。
こうしてうまい焼酎をお土産でいただけるのも、とても有難いです。