7月の終わりですが、ものすごく暑くなってきました。
本日ご紹介するのは、麦焼酎「喜多屋」になります。
福岡県は八女市の株式会社喜多屋さんの一品です。
喜多屋さんは、江戸時代末期の1820年から創業されており、山紫水明の地八女で200年以上にわたり酒造りをされています。
もともとは清酒蔵だったようですが、現在は焼酎も造っておられます。
まだ試したことがありませんが、「是空」「吾空」といった「空」シリーズがよく知られていますでしょうか。
ラベルの”喜多屋”は、創業される際「酒を通して多くの喜びを伝えたい」という強い志のもと、屋号として名付けられたものだそうです。
今回ご紹介する「喜多屋」は、7年間ほど甕で長期熟成された原酒になります。
アルコール度数は、40度となっています。
最近は長期熟成物が好みとなってきていて、さらに原酒とくれば期待が高まりますね。
原料の麦には福岡県産の”はるしずく”が使用されており、麦麹・白麹仕込みで常圧蒸留で醸された焼酎であります。
それでは開栓してみましょう。
香りはといいますと、やや酸味をおびた麦のほんのりとした甘さが漂います。
よい香りですね。
暑い夏、今宵もロックでいただきます。
口に含みますと、まずしっかりとした麦の甘みが口いっぱいに広がります。
口当たりは長期熟成らしい実に円みがあり、そして白麹らしい優しさです。
やがて直線的に伸びる甘みの中に、ドライビターな味わいがフェードインしてきます。
後味は甘さと辛さとほろ苦さが三位一体となって伸びていき、ごくほんのりとスモーキーな麦の芳ばしさが鼻に抜けます。
最後はスッとキレるのかなと思いきや、ほんのりとほろ苦いビターな風味の余韻が長く続きます。
おぉぉ・・・、これは実にうまいですねぇ・・・
長期熟成かつ白麹でありますので、円く優しい味わいはアルコール度数の高さを感じさせませんね。
長期熟成酒のすばらしさ、毎度ながらこの”時の魔法”には唸らされます。
麦の甘さ辛さ苦さを、実にバランスよく保っている味わいだと感心させられるうまい焼酎だと思います。
40度の原酒なんですが、口当たりの円さ優しさと後味の心地良さから、スルスルと飲めてしまいます。
すっかり酔っぱらってしまいました。
できれば一升瓶で、じっくりと味わってみたいなと思います。
ごくほんのりとした麦チョコ風味の焼酎ですが、麦チョコ風味を好まれる方であれば気に入っていただけるのではと思います。
麦焼酎「喜多屋」を味わって感じた喜び、喜多屋さんの志を確かに感じることができました。
最後に本日ご紹介した「喜多屋」は、自分の親友からいただいたプレゼントにまります。
いつも粋なうまい焼酎をプレゼントしてくれる親友に、とても感謝しています。
ありがとう。
毎年蒸し暑いこの時期がくると、クワガタやカブトムシの季節になったのだといい大人になった今もうずうずしてしまいます。
今年もまたミヤマクワガタの捜索に行ってまいりました。
ごっついフォルムに黄金の産毛、ミヤマクワガタならではでないでしょうか。
今年は6匹採取できました。
こちらはノコギリクワガタ。
角の曲がりが小さいタイプですが、なんともいえない赤みがいいですね。
今年もクワガタたちに出逢えて、とても楽しかったです。