うまい焼酎を探して

うまい焼酎を探し求めて旅しています・・・

朝倉

大型台風が接近中ですね。

f:id:toraloc21:20180401151340j:plain

麦焼酎朝倉」です。

福岡県は朝倉市の(株)篠崎さんの一品です。

(株)篠崎さんの焼酎は、以前に麦焼酎麦一献」をご紹介させていただきました。

麦一献」は、米麹仕込みで甘さとドライビターな風味が絶妙なバランスのうまい焼酎でした。

今回ご紹介する「朝倉」は、実は自分の福岡県の親友からプレゼントしていただいたものです。

麦焼酎といっても、瓶の形や木製の蓋からどうみてもウィスキーのような雰囲気がしますね。

f:id:toraloc21:20180401151510j:plain

裏ラベルを見ますと、なんと”リキュール”となっております。

この「朝倉」は、9年以上(最近は6年以上)樫樽で熟成されたアルコール度数40度の原酒となっています。

樫樽での長期熟成により濃い琥珀色になり、アルコール度数と色味から”焼酎”の規定から外れ、焼酎としては販売できないそうです。
 しかし(株)篠崎さんは、この原酒に手を加えることなくそのまま飲み手にお届けしたいとの強い思いから、あえて”リキュール”とされたとのことです。

詳しいことは、とても質感のある箱に記載があります。

f:id:toraloc21:20180401151023j:plain

f:id:toraloc21:20180401151153j:plain

正直飲み手としましては、カテゴリーうんぬんよりも味わいを優先いただいたことにとても嬉しい限りです。

表ラベルには瓶詰のLot No.がありますが、裏ラベルには樽No.と熟成開始年度の記載があります。

樽No.7274で貯蔵開始が2008年11月となっています。

う~ん、きっと蔵にはものすごい数の樫樽がありそうですね。

熟成は瓶詰後も含めると、10年強というところでしょうか・・・

すごいですね。

樽ごとに瓶詰されているわけですから、「朝倉」は樽ごとにまた違った味わいを楽しめて、そこがまた醍醐味でもあるようです。

どんな味わいなのか、とても楽しみになってきました。

 

それでは開栓してみましょう。

 香りはといいますと、麦のとてもあま~い香りとほのかな樫樽のよい香りがします。

いつまでも嗅いでいたくなるとてもよい香りですね。

それでは定番のロックでいただいてみましょう。

口に含みますと、まず麦のしっかりとした甘さ爆発です。

口当たりは熟成酒らしい柔らかさですが、原酒なので結構パンチがあります。

やがて広がる甘さの中にふわりと樫樽の風味が漂います。

後味はしっかりとした甘さの中にやや酸味を帯びて、最後に極々ほんのりとスモーキーな麦の風味が鼻に抜けます。

おぉぉ!うまいですねぇ~

全体的にはアルコール度数の高さを感じさせない、熟成酒らしい円やかな仕上がりになっています。

しかし実にしっかりとした麦の甘味と樫樽の風味が、とても味わい深いうまい焼酎だと思います。

正直、ジャパニーズウイスキーの一つとして楽しめると言っても過言ではないと思います。

いつか別の樽の「朝倉」と飲み比べして、その味わいの違いを楽しんでみたいなと思いました。

親友からは、とても素敵なプレゼントをいただくことができました。

この場をを借りて、あらためてありがとうという気持ちをお伝えしたいです。

 

先日、久しぶりに地元の花火大会を見物できました。

f:id:toraloc21:20190727205609j:plain

 今年は1万発以上打ち上げられて、とても見応えがありました。