うまい焼酎を探して

うまい焼酎を探し求めて旅しています・・・

ほげほっぽ


「ほげほっぽ」です。
なんとユニークなネーミングでしょう(笑)
大分県は久家本店さんの一品です。
久家本店さんは、一世紀半以上の長きにわたりお酒を造り続けられておれる老舗でありますね。
麦、芋とも「常蔵」の方がよく知られているかもしれませんね。
さてこの「ほげほっぽ」、九州の湯布院のとある酒屋さんで見かけたことがありました。
ユニークなネーミングを見て、当時小学生の娘と大笑いした記憶があります。
娘には、「なぜ”農家のガソリン”なの?」と聞かれ、
「農家の方々が、一日のお仕事を終えて明日への活力を養うために飲むお酒なんだろうね。」と答えた記憶があります。
その後師匠のお宅で、面白い焼酎が入ったからとこの「ほげほっぽ」を飲ませて頂きました。
その時は、うまいな〜ということで4合瓶をあっという間に空けてしまいました。
”ほげほっぽ”の意味は、大分の方言で「むちゃくちゃな」「おもしろい」ということだそうです。
原料は裸麦を使用し、白麹の焼酎であります。
香りは、麦?というよりはやや独特な香りがします。
ロックでいただきますと、
少しクセのある味わいの後に、やや麦の芳ばしい味を残しながら甘みが広がります。
麦の味わいは強くなく、優しい感じです。
率直な感想ですが、常徳屋さんの「道中」に独特なクセを持たせた感じがします。
クセはそれほど強くなく、2、3杯目にはまったく気にならなくなります。
後味の麦の甘みがなかなかよいです。
裸麦を原料とした焼酎もいろいろな酒造さんで造られていますが、酒造さんごとに味わいが違うところが面白いですね。