うまい焼酎を探して

うまい焼酎を探し求めて旅しています・・・

喜界島

今年も残すところあとわずかになりました。

黒糖焼酎喜界島」です。
鹿児島県は大島郡の喜界島酒造さんの一品です。
喜界島酒造さんは、大正五年に”石川酒造”として黒糖焼酎造りを始められ、
後に”喜界島酒造”と改名されて今日まで黒糖焼酎を造っておられます。
「自然に逆らわず自然を生かす酒造り」を創業以来からずっと基本理念とされているそうです。
喜界島の自然環境の中で、長く培われた伝統的技術と新しい技術を調和して焼酎造りをされておられます。
これまで「朝日」、「龍宮」、「昇龍」といった黒糖焼酎を試してきましたが、どれもうまい焼酎で黒糖焼酎にハマりつつあります。
喜界島」も大いに期待が持てますね。
アルコール度数は20度、25度、30度とありますが、黒糖の風味を存分に味わえそうな30度のものをチョイスしました。
奄美の黒糖を原料に米麹、常圧蒸留で醸された焼酎であります。
栓を開けますと、黒糖の風味が漂います。
香りはおだやかで、それほど甘くない感じです。
それでは定番のロックでいただいてみましょう。
口に含みますと、ほんのりと黒糖の甘みがひろがります。
むむむ・・・そして独特なコクがありますね。
これは「朝日」や「龍宮」とはまた異なるコクです。
後味はこの独特なコクを残しながら、ドライビターな感じで切れていきます。
余韻はほんのりと、あの独特なコクが残ります。
全体的に甘さは控えめで、ドライビターな仕上がりとなっています。
同じ黒糖という原料でも「朝日」や「龍宮」とはまた違う味わいであるのが面白いですね。
喜界島酒造さんならではで黒糖を表現された、うまい焼酎であります。
今回も親子飲みを試してみました。
喜界島」がドライビターなので、口に含んだ黒糖の甘みが引き立ちます。
う〜ん、うまいですねぇ。
個人的には、親子飲みの方がより一層「喜界島」のうまさを味わえるように思えます。
黒糖焼酎も蔵によって表現される味わいが異なるので、面白いですね。
焼酎とは実に奥深いものです・・・
またいろんなうまい黒糖焼酎を探してみたいですね。