今年ご紹介する最後の焼酎です。
芋焼酎「造り酒屋 櫻井」です。
鹿児島県は南さつま市金峰町の櫻井酒造さんの一品です。
櫻井酒造さんは明治３８年から創業開始され、今日まで永きにわたり焼酎を造っておられます。
櫻井酒造さんの「櫻井」は、いろんなバージョンがあります。
黒麹仕込の「黒 櫻井」、白麹と黒麹のブレンド「金峰 櫻井」、麹米に雄町を使用した「おまち 櫻井」といった感じです。
そして「造り酒屋 櫻井」は白麹仕込で割水に関平鉱泉水が使用されています。
どれも麹や麹米、割水にとてもこだわりを持っておられますね。
今回は数あるバージョンの中で、ブログで交流して下っておられる芋人さんの記事を拝見し「造り酒屋 櫻井」をチョイスしてみました。
芋人さんのブログもぜひ拝見してみていただけたらと思います。
黄金千貫を原料に、米麹・白麹仕込で常圧蒸留で醸され、割水に関平鉱泉水を使用された焼酎であります。
栓を開けますと、ほんのりと甘い芋の香りがします。
それほど芋芋しくはありませんね。
それでは定番のロックでいただいてみましょう。
口に含みますと、ほんのりと芋の甘みが広がります。
口あたりはとても優しく、実にまろやかです。
後味はほんのりとした芋の甘みの中に心地よい辛さを含みながら、すっとキレていきます。
お〜ぉ、うまいですねぇ・・・
全体的なスッキリさと優しい口あたりとまろやかさは、白麹ならではなのでしょうか。
裏ラベルには濾過は控えめにしてあるとありますが、それほど雑味はなく芋の風味を絶妙に残してある感がありますね。
このタイプの芋焼酎は自分好みなので、思わず盃がすすんでしまいます。
優しく滑らかな口あたり、後味の絶妙なふんわりとした芋の余韻がなんともクセになりそうなうまい焼酎であります。
これはぜひ常備しておきたい芋焼酎ですね。
「三岳」あたりを好まれる方であれば、気に入っていただけるのではと思います。
「櫻井」の別バージョンもぜひ試してみたいですね。
２０１４年の最後の締めくくりにふさわしいうまい焼酎に巡り逢うことができたと思います。
今年一年、当ブログを拝見していただきまして大変ありがとうございました。
ご交流下さる方々にも大変感謝しております。
焼酎の世界はまだまだ奥深く、うまい焼酎探しはこれからもまだまだ続きそうです。
更新ペースはゆっくりではありますが、来年もうまい焼酎に巡り逢えた感動をお伝えすることができればと思っております。
来年もまた何卒どうぞよろしくお願い致します。
