ゴールデンウイークも終わり、そろそろホタルの時期ですね。

本日ご紹介するのは、麦焼酎「七代目姫野」になります。
姫泉酒造さんの創業は、なんと天保二年(1831年)で宮崎県では最も古く、とても長きにわたり蔵を営まれておられます。
近年までは清酒の製造をされていたようで、現在は焼酎を醸しておられます。
「七代目姫野」ですが、その名の通り姫泉酒造さんの七代目当主である姫野氏のもと、研究、開発が進められて造られたそうです。
これまで長きにわたり培われてきた清酒造りの伝統と技術は姫野氏に受け継がれ、それを焼酎造りに活かされているとのことです。
特に「七代目姫野」は手間のかかる二段仕込みとなっており、一次仕込み、二次仕込みともに黒麹を使う全量黒麹仕込み製法とするなど、姫野氏渾身の作品となっております。
さらには伝統ある蔵ならではの”蔵付き酵母”が、柱や壁といったいたるところに住み着き、姫泉酒造さんならではの酒質を生み出すお手伝いをしているとのことです。
水には五ヶ瀬川の溶岩層から湧き出る適度なミネラルを含む湧水を使用、アルコール度数は23度に調整されています。
姫泉酒造さんの技術と業、そして当主姫野氏のこだわりが、「七代目姫野」としてどう味わいが表現されているのか、とてもワクワクしますね。
国産麦の麦麹と国産米の米麹の黒麹仕込み、常圧蒸留で醸された焼酎であります。
それでは開栓してみましょう。
まず香りはといいますと、沸き立つ麦の芳ばしさの中にほんのりと甘さの漂うよい香りです。
今宵も遠くで鳴く蛙たちの鳴き声に耳を傾けながら、ロックでいただいてみましょう。
口に含みますと、まずはしかっかりとした麦の甘みが口の中いっぱいに広がります。
黒麹の焼酎ではありますが、口当たりは意外に円く優しい感じです。
やがてキリッとした辛味みフェードインして、後味はやや辛みが優勢的に甘みと調和しながら直線的に伸びていきます。
麦のふくよかな甘みと辛みは、最後の最後まで粘り強く余韻を残しながら、ロースト麦のほのかな芳ばしさが鼻に抜けていきます。
あぁ、うまいですねぇ・・・
黒麹の焼酎といえば、口当たりからガツンとインパクトのある味わいのイメージがありますが、「七代目姫野」は意外とまろやかな口当たりでとても驚きました。
ですが後味は、流石に黒麹の焼酎だなとうなずけるしっかりとした重厚さを味わえるうまい焼酎だと思います。
「七代目姫野」を味わってみて、柔と剛の相反するものの絶妙な調和、それを姫野氏は表現しようとされているのかなと思いました。
時に焼酎は、その蔵の培ってきた技術、業、そして思いの結晶化されたものであることを改めて感じました。
やはり焼酎は奥深いですね。
姫泉酒造さんには、これからも精力的に焼酎造りに取り組まれていただきたいなと思いました。
本日ご紹介させていただいた「「七代目姫野」は、仕事で訪れた宮崎市内のこちらの酒屋さんで購入させていただきました。

大阪屋さんです。
店主さんはとても気さくな方で、自分の好みの焼酎を探すために色んな銘柄を試飲させて下さったり、とても根気強くご対応いただきました。
本当にありがとうございました。