うまい焼酎を探して

うまい焼酎を探し求めて旅しています・・・

赤霧島

2020年の1月もあっという間に過ぎ去ろうとしています・・・

f:id:toraloc21:20150321172448j:plain

 今年最初のご紹介は、芋焼酎赤霧島」です。

宮崎県は都城市霧島酒造さんの一品です。

霧島酒造さんは、大正5年から今日まで長きにわたり本格焼酎を造られております。

宮崎県と鹿児島県の県境にある霧島山を望む場所にあり、蔵の名前はその”霧島山”から名付けられたようです。

霧島酒造さんといえば、焼酎業界では売り上げ一位であり、宮崎県の焼酎生産量が全国一位となっている立役者でもあります。

その代表的な銘柄が「黒霧島」、「白霧島」といった「霧島」シリーズではないかと思います。

今回はその「霧島」シリーズの中の「赤霧島」をご紹介します。

この「赤霧島」は、春と秋の年2回に発売が限定されていたためか、少し前までなかなか入手しづらい焼酎でした。

最近では見かける機会も増えて、ずいぶん入手しやすくなりました。

さてそんな「赤霧島」の 最大の特徴は、原料の紫芋にあるようです。

昭和の終わりに、鹿児島県の山川町で偶然発見された紫芋の新種”山川芋”。

これを原種に品種改良された、”ムラサキマサリ”という紫芋を原料にされています。

ムラサキマサリ”は、黄金千貫よりでんぷん価が高いのだとか。

”赤”は、ムラサキマサリに豊富に含まれるポリフェノールが焼酎麹の生成するクエン酸と反応して、もろみが真っ赤になることに由来しているようです。

どんな味わいなのか、楽しみですね。

キャッチコピーは、「みやびに するっと赤霧島」です。

ムラサキマサリを原料に国内産の米麹・白麹、霧島裂罅水仕込みの焼酎であります。

 

それでは開栓してみましょう。

香りはといいますと、甘みがややしっかりとした芋の香りです。

早速、2020年も定番のロックでいただきます。

口に含みますと、華やかなフルーティーな甘みがまず広がります。

口当たりも優しいですね。

後味もフルーティーな甘みが主体の中にほんのりと辛みが感じられ、するっとキレていきます。

最後の最後に芋の風味がごくほんのりちょこんと鼻に抜けます。

ほうほう、うまいですね。

華やかでフルーティーな香りと甘み、するっとしたキレ・・・

なるほど、「みやびに するっと」とはうまく表現されているなと思います。

全体的に芋芋しい風味は抑えられ、強いインパクトはなく優しい味わいとなっております。

甘みが主体で口当たりがよく、するっと飲めてしまううまい焼酎だと思います。

芋芋しい風味やクセが苦手な方には、オススメの芋焼酎ではないでしょうか。

いつか機会があれば、「霧島」シリーズを飲み比べてみてその味わいの違いを試してみたいなと思います。

今年一年も焼酎を楽しみながら、こんな感じでボチボチとやっていきます。

どうぞよろしくお願いします。