2021年も気が付けばもう2月の下旬ですね。
遅ればせながら、2021年の最初にご紹介する焼酎になります。
麦焼酎「ふしぎ屋 長期貯蔵」です。
藤居酒造さんの焼酎は、これまで麦焼酎「ふしぎ屋」、「萬力屋」、芋焼酎「のみちょれ」を紹介させていただきました。
藤居酒造さんの焼酎はどれも自分好みで、いずれもうまい焼酎でした。
今回ご紹介するのも麦焼酎「ふしぎ屋」なんですが、長期貯蔵品となっています。
「ふしぎ屋」の特徴といえば、蒸留後に氷点まで温度を下げてから濾過する”氷点濾過”ですね。
そのためか、酒質は常圧蒸留でありながら雑味は少なく、すっきりではありながらしっかり麦チョコ風味といった絶妙なバランスとなっています。
「ふしぎ屋 長期貯蔵」は、山中の洞窟で甕壺に貯蔵して3年以上熟成されたものになっています。
長期熟成されて、さらに円やかになっているのでしょうね。
「ふしぎ屋」と同じく、麦麹・白麹仕込み常圧蒸留で醸された焼酎であります。
それでは開栓してみましょう。
香りはといいますと・・・・
・・・・実は、もうすでに花粉で鼻がやられつつあります(ToT)
麦の甘い良い香りがほんのりとしますが、たぶん本当はもう少ししっかりと香るのだと思います。
では気を取り直して、ロックでいただいてみましょう。
口に含みますと、まずしっかりと麦の甘みが口いっぱいに広がります。
口あたりは実に円やかで優しいですね。
やはり長期熟成らしい円い円い口あたりです。
後味は、甘みが直線的に伸びた後にほんのりとビターな風味がフェードインするとともに、ロースト麦の芳ばしさが広がります。
最後は甘み、苦み、芳ばしさが三位一体となってすっとキレていき、ロースト麦の芳ばしさがほんのり鼻に抜けます。
う~ん、なかなかうまいですねぇ~
全体的に円く優しい味わいに纏まっていますが、麦の甘みや芳ばしさはしっかりと表現されています。
味わいが実に絶妙なバランスに調整されているうまい焼酎であります。
飲み口がよいので、するすると杯が進んでしまいますね。
長期熟成らしい優しい味わいで力強いインパクトはありませんが、しっかりとした麦チョコ風味を十分楽しむことができます。
2021年最初もうまい焼酎に巡り逢うことができ、とても嬉しく思っています。
今年もボチボチではありますが、うまい焼酎探しを続けてまいりますのでどうぞよろしくお願い致します。
2月14日はバレンタインデーということで、今年も妻からいただきました。
今年は焼酎チョコレートではなく、GODIVAをいただきました。
ちょっとずつ美味しくいただいております。
毎年こうしていただけることにとても感謝しています。