早いものでもう師走になりました。
今年もあと少しですね〜
「兼八 森のささやき」です。
久しぶりに麦へ戻って参りました。
大分県は宇佐市の四ッ谷酒造さんの一品です。
四ッ谷酒造さんといえば、「兼八」。
当ブログでも以前にご紹介させていただきました。
「兼八」は、自分が麦焼酎にハマるきっかけとなった思い入れ深い焼酎でもあります。
初めて飲んだ時のあの芳ばしい麦の衝撃は、今でも思い出されますね。
さて「兼八 森のささやき」ですが、大分県の蔵元6社で丹念に造りあげられた限定焼酎ということです。
「兼八」の原酒を国産木樽で一年間寝かせたものだそうです。
木樽の素材も厳選した上で、国産の小楢(コナラ)を選択されたとか。
琥珀色は木樽醸造由来のものですね。
ボトルは「兼八 原酒」と同じ形ですが、こちらはスリガラスになっております。
グリーンのラベルが、大分県の森の緑を彷彿とさせるよい感じです。
ちなみにボトルは箱入りで、箱も和紙を模したグリーンです。
ボトルの裏はこんな感じです。
”里山を育てよう”
環境と共存する里山で育まれた小楢のゆりかごで熟成されたとあります。
余談ですが実は自分はビオトープ管理士でして、裏に書かれた文字を読んで嬉しくなったりします。
栓を開けてみますと、麦の甘い香りがしますがとても控え目な感じです。
ほんのりとフルーティーな香りも漂います。
それでは定番のロックでいただいてみましょう。
口に含みますと、まずしっかりとした麦の甘みが広がります。
そしてやさしい口あたりで、ふわりとあの「兼八」ならではのコクと風味が広がります。
アルコール度数は34度ですが、度数の高さを全く感じさせないやさしい口あたりですね。
後味は甘みの余韻と木樽の風味がコラボしながら、麦の芳ばしさが鼻にぬけていきます。
おおぉ!うまいですねぇ・・・・
「兼八」と大きく異なるのは、ガツンとくるのではなく全体的に優しい飲み口です。
ややフルーティに感じる木樽の風味なんででしょうね。
黒木本店さんの「百年の孤独」にもやや通ずる気がします。
「兼八」ならではの味わいと、木樽熟成ならではの味わいを贅沢に味わえるうまい焼酎だと思います。
麦焼酎好きには、格別な一品であります。
里山の保全とともに、うまい焼酎をいただける・・・
飲み手として幸せなことですね。
大分の焼酎蔵の方々の焼酎造りへの思いの伝わる、うまい焼酎だと思います。