「初潮」です。
”はつしお”と読みます。
あ、ラベルにちゃんと読み仮名がうってありますね(＾＾；
先にこのブログでも紹介しました「釈云麦」と同じ
西吉田酒造さんの麦焼酎です。
原料の麦は裸麦で、５年物の古酒がブレンドされた一品です。
定番のロックでいただきました。
香りは、麦のい〜い香りが漂います。
口に含むと、麦の甘みと味わいが深く広がります。
その後の後味が、麦の芳ばしい香りと味わいを残しつつ、
キリッと辛口なキレで、すぅ〜とフェイドアウトします。
この「初潮」を飲むまで、同じ裸麦を原料とした常徳屋さんの「道中」を飲んでいました。
「道中」は麦の香りと味わいは若干弱いですが、まろやかで後味の麦の甘みがお気に入りでした。
後味がキリッと辛口な「初潮」はその点で、自分の好みとはちょと違うかなと思っていたのですが、
しばらく飲んでいると、「初潮」の味わい奥深さに感動します。
正直、自分の中で「釈云麦」はかなり評価の高い焼酎でしたが、
その「釈云麦」よりも飲み口の麦の味わいが深い焼酎ではないかと思います。
口に含んだときの麦の甘みと味いが実に濃いのがよいと思います。
後味は長くないのですが、キリッした辛口の中に広がる麦の芳ばしさ
は、実に飽きがきません。
飲めばの飲むほどにうまさがじわじわと伝わる焼酎です。
「兼八」を求められる方にとっては、キレた辛口がやや異なるのではないかと思います。
「兼八」風味ではなく、あくまで「初潮」として飲んでいただけると、
本当にうまい焼酎であるとわかっていただけると思います。
麦の甘みと味わいの深さ、キッリと辛口で飽きのこないキレの良さ！
飲むほどに味わいの深くなるすばらしさ。
これはオススメのかなりうまい焼酎です。
常備したい一品ですね。
西吉田酒造さんには、今後もこのようなうまい焼酎造りをぜひ続けていただきたいと思います。
