久しぶりの更新になります。
麦焼酎、「久保」です。
大分県宇佐市の久保酒蔵さんの一品です。
久保酒蔵さんは、１７８９年から長きにわたり創業されている歴史ある酒造さんの一つであります。
製造場は驚くべきことに、かつての氏神様である貴船神社の境内にあるとか。
ちなみに久保酒蔵さんは完全手造りで焼酎を造られているそうで、
大分県では「特蒸泰明」や「トヨノカゼ」などを造られている藤井醸造さんと合わせて２つの蔵のみなんだそうです。
宇佐平野で収穫した裸麦（イチバンボシ）を原料に、平野を流れる
驛館川の伏流水を地下からくみ上げ、仕込み水として造られた、
白麹、常圧蒸留の焼酎であります。
これまた地産地消の焼酎ですね。
栓を開けますと、麦の甘いよい香りが漂います。
早速、定番のロックでいただきました。
口に含みますと、麦のしっかりした甘味が広がります。
口あたりは、優しい感じです。
後味は、麦の甘味とともに極ほんのりとビターな麦の芳ばしさが残ります。
後味の余韻はそれほどなく、キレがとてもよい感じです。
おお、うまいですねぇ。
全体的に雑味が少なく、とても洗練された味わいであると思います。
個人的には常徳屋酒造場さんの「道中」によく似た味わいであると感じます。
「道中」も宇佐平野で収穫された裸麦を原料とされてますね。
「久保」の方がやや飲みごたえがあるかと思います。
原料の裸麦の良さをしっかり活かされている焼酎だと感じます。
麦の甘味と洗練された味わいが楽しめる、うまい焼酎だと思います。
まだまだ麦の旅を楽しめそうです。
