うまい焼酎を探して

うまい焼酎を探し求めて旅しています・・・

赤江灘

シルバーウィークも終盤ですね。

麦焼酎赤江灘」です。
宮崎県は宮崎市鏡洲の落合酒造場さんの一品です。
落合酒造場さんは、明治42年創業で今日まで100年という永きにわたり焼酎を造っておられます。
麦焼酎は減圧蒸留で醸された「風の梟」、そして常圧蒸留で醸された「赤江灘」があります。
落合酒造さんでは創業以来、200〜400年前に作られた三石和甕で仕込みをされています。
原料の麦は国内産の大麦ニシノホシを、水は鏡洲川の伏流水を使用されておられます。
ラベルの”赤江灘”は宮崎県東部の海域の名称で、昔から1に玄海、2に遠江、3に日向の赤江灘と荒海のことを言い伝えられ、”赤江灘”は日本三大灘の一つなんだそうです。
大麦のニシノホシを原料に麦麹・白麹、常圧蒸留で醸された焼酎であります。
栓を開けてみますと、麦のしっかりとした甘い香りが漂います。
それでは定番のロックでいただいてみましょう。
口に含みますと、まず麦の甘味がいっぱいに広がります。
口当たりは、白麹らしい優しい口あたりです。
後味は麦の甘味を残しながら、ビターにキレていきます。
うまいですね〜
ビターな風味の余韻が心地良い感じですね。
名前は荒海である”赤江灘”ではありますが、全体的には荒々しい味わいでなく、白麹らしい優しい味わいです。
しかしながら、しっかりとした麦の甘味とビターな余韻が深く、割りとパンチもあり飲み応えも十分あるうまい焼酎であります。
麦チョコ風味とはやや異なりますが、麦の甘味とビターな後味、飲み応えは、麦チョコ風味を好まれる方にも気に入ってもらえるのではと思います。
以前にご紹介させていただいた「高千穂」のドライで渋みのある風味を抑えた感じといったところでしょうか。
麦焼酎処といえば大分県ではありますが、宮崎県もうまい麦焼酎を造られている蔵が沢山ありますね。
また機会あれば、宮崎県の麦焼酎を試してみたいなと思います。