夏も終わり、秋らしくなってきましたね。
久しぶりの更新となりました。
麦焼酎「一粒の麦」です。
鹿児島県は日置市の西酒造さんの一品です。
西酒造さんといえばやはり、芋焼酎”宝山シリーズ”がお馴染みでしょうか。
当ブログでも以前に芋焼酎「富乃宝山」をご紹介させていただきました。
「富乃宝山」は黄麹ならではのフルーティーなうまい芋焼酎でありました。
今回は、その西酒造さんの手がける麦焼酎ということでとても楽しみですね。
常圧蒸留の焼酎ですが、蒸留の後半は微減圧で蒸留されているようです。
アルコール度数は25度ですが、気合度数は120％なのも特徴のようです。
裏ラベルに気合度数が赤文字でしっかりと刻まれております。
国内産大麦を原料に、麦麹・白麹仕込み、常圧/微減圧蒸留で醸された焼酎であります。
栓を開けますと、ややフルーティーな甘い香りです。
それでは定番のロックでいただいてみましょう。
口に含みますと、穏やかに麦の甘味がひろがります。
口あたりは円やかで、優しいですね。
後味はほんのりと麦の甘味を残しながら、独特なコクがふわりと漂います。
その後はコクを余韻に、すっとキレていきます。
うまいですね〜
口当たりの優しさやキレの良さからすると、すっきり系の麦焼酎となりますでしょうか。
ただ後味で漂う独特な麦のコクは、やや「青一髪」に通ずるものがあるように感じます。
これがなんとも心地が良いです。
この味わいは、西酒造さんの工夫された蒸留方法にあるのかもしれませんね。
いわゆる麦チョコ風味の麦焼酎とは異なりますが、すっきりとした味わいの中に麦のコクが光るうまい焼酎だと思います。
西酒造さんの麦焼酎には、この「一粒の麦」の他に「炙麦」があるので、機会があれば試してみたいなと思います。
