芋焼酎「流川」です。
先にご紹介しました、麦焼酎「田苑 黒麦」と同じ
鹿児島県は田苑酒造さんの一品です。
焼酎にクラシック音楽を聴かせて熟成する、ユニークな酒造さんです。
「流川」の名前の由来は、蔵近くを流れる清流”樋脇川”にちなんでつけられたそうです。
原料の芋は土からこだわってじっくり作られた、紅寿という紅芋が使用されています。
紅寿は品種でいうと、あの鳴門金時と同じなんだそうです。
以前に徳島にいらっしゃる方から鳴門金時をいただいたことがありまして、
焼き芋にして食べたところ、甘みがとてもあって実に美味しい芋でした。
これまで黄金千貫を原料にした芋焼酎をよく飲んできましたので、
その味わいが楽しみです。
「流川」は、春秋の年２回のみで鹿児島限定品ということです。
常圧蒸留、米麹・黒麹で造られ、長期熟成された焼酎であります。
栓を開けますと、甘く優しい芋の香りがします。
定番のロックでいただきました。
口に含みますと、すぐに芋の甘い味わいが広がります。
口あたりは優しい感じです。
黒麹の焼酎は、口あたりにキリっとした辛さがあるイメージですが、
田苑酒造さんの「田苑 黒麦」も「流川」もそんな辛さを感じません。
後味は、焼き芋のような甘い風味がコクとともに広がります。
キレはとてもよいです。
紅芋由来なのでしょうか、芋の甘みをしっかり活かしたうまい焼酎だと思います。
フルーティーな味わいの芋焼酎とは異なり、
芋という原料のよさをしっかりとらえていると感じます。
黒麹ならではのコクもしっかり味わえます。
芋の甘みをしっかり楽しみたい方にはオススメの焼酎です。
