うまい焼酎を探して

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天盃博多どんたく


天盃博多どんたく」です。
福岡県は朝倉郡の株式会社天盃さんの一品です。
株式会社天盃さんは、明治時代から100年以上の永きにわたり焼酎を造っておられます。
ラベルの”博多どんたく”は、福岡市で毎年5月に開催される博多どんたく港まつりが由来のようです。
動員数は200万人を超える、博多祇園山笠と並ぶ博多を代表する大きなお祭りですね。
太鼓や笛のお囃子のイラストが、なんとも可愛らしい感じです。
株式会社天盃さんの焼酎造り最ものこだわりは、蒸留技術にあるようです。
独自に開発された蒸留器、”天盃式蒸留器”で蒸留され、
この「天盃博多どんたく」もその蒸留器で蒸留されています。
原料は地元筑紫平野産の二条大麦100%で造られています。地産地消の焼酎ですね。
原酒をさらに3年以上熟成されて造られた焼酎であります。
ANA国際線のファーストクラス、ビジネスクラスで採用されている焼酎でもあるようです。
博多駅にある、とある酒屋さんで若い店員さんに「天盃博多どんたく」を勧められました。
飲みごたえある麦焼酎として、店員さんのイチオシの焼酎のようでした。
二条大麦を原料に白麹、常圧蒸留で造られた焼酎であります。
栓を開けますと、ほんのりと麦の甘い香りが漂います。
好きな香りですね。
早速、定番のロックでいただきました。
口に含みますと、最初キリッと辛く、その後にすぐ麦の甘みが広がります。
確かに口当たりのインパクトはありますね。
後味は、麦の甘みとビターな風味のコラボです。
キレはとてもよいです。
麦麦しさはそれほど強くなく、言うなればビターチョコレート風味
といった後味のなかなかうまい焼酎であります。
自分は基本的に鼻に抜けるロースト麦の芳ばしさが好みではありますが、
この「天盃博多どんたく」のビターチコレート風味は気に入りました。
麦という原料の良さを、別の角度で表現したうまい焼酎だと思います。
ファーストクラスのシートでゆったりとしながらこの焼酎を味わえば・・・
それはもう、格別な味わいであると思います。