うまい焼酎を探して

うまい焼酎を探し求めて旅しています・・・

六代蔵

2月になりました。
寒くなったり、暖かくなったりしてますね。

麦焼酎六代蔵」です。
福岡県は柳川市の目野酒造さんの一品です。
目野酒造さんは、明治23年から今日まで長きにわたり創業されておられます。
目の酒造さんのある柳川市は、江戸時代に城下町として栄えていた街でだったそうです。
昔ながらの古い建物が並ぶ中に”掘割”と呼ばれる水路が縦横に存在することから水郷の郷として有名で、
”掘割”を利用した川下りは風情があり、毎年多くの観光客が訪れているところです。
土鍋にさかがきごぼうとどじょうを入れてとき卵で煮る”柳川鍋”もよく知られていますね。
あと、”うなぎの蒸籠蒸し”も名物として親しまれているそうです。
柳川市はまだ訪れたことがないので、一度訪れて川下りや名物料理を堪能してみたいなと思います。
さて、目野酒造さんは日本酒を造りから始まり、麦焼酎の他に米焼酎芋焼酎、ひまわり焼酎を造っておられます。
今回この「六代蔵」を試すきっかけとなったのは、

昨年に出席した結婚式の引出物です。
焼酎好きにとっては、まことに有難い引出物ですね!

麦、米、芋といった焼酎の中から選んだのが、「六代蔵」です。
特徴は、減圧蒸留で醸した吟醸造り米焼酎麦焼酎ブレンドしていることです。
大麦を原料に米麹で醸され、吟醸米焼酎ブレンドした麦焼酎であります。
栓を開けますと、ほんのり麦風味にフルーティーな甘い香りがします。
ではロックでいただいてみましょう。
口に含みますと、まず甘みが広がります。
麦の甘みとやはり米の甘みもあるのでしょうか?
かなりしっかりとした華やかな甘みです。
口あたりも円やかで、とてもやさしい感じです。
後味はサッパリとキレがよく、甘さの余韻を残しながら最後にフルーティーな麦の風味が鼻に抜けます。
全体的に甘みを強く感じるのは、やはり米焼酎ブレンドされているからかもしれませんね。
ガツンとした飲みごたえのあるインパクト系ではなく、
優しく円やかで、甘み豊かなキレのよいうまい焼酎であります。
フルーティーな味わいで、自分好みの麦チョコ風味ではありませんが、
麦と米の甘さを上手く活かされているところがとても気に入りました。
長く日本酒造りで培ってきたことを、目野酒造さんならではの形で表現されたうまい焼酎であります。