桜が咲き始めました。
琉球泡盛「北谷長老(ちゃたんちょうろう)」です。
北谷長老酒造さんは、1848年(嘉永元年)から前身である玉那覇酒造として創業され、2006年に北谷長老酒造に社名を変更、今日まで長きにわたり泡盛を造られています。
銘柄名はこの社名と同じ「北谷長老」の他に、玉那覇酒造時代からの「一本松」というのがあるようです。
”北谷長老”とは、慶長の始めに琉球に臨済宗妙心寺派の禅宗を伝え、その生涯を民に尽くし尊崇された僧侶、南陽紹弘禅師の愛称なんだそうです。
銘柄名は、その長老伝説にならい高僧の愛称にちなんで命名されたようですね。
今回この「北谷長老」を試すことになったのは、昨年の秋に沖縄を訪れたことがきっかけです。
せっかくの沖縄で本当はじっくりと泡盛選びをしたかったのですが、それも叶わず帰りの那覇空港のお土産屋さんで、出発前にバタバタ入手した次第であります。
お土産屋さんのおばさんの一押しが、この「北谷長老」でありました。
ともあれ、泡盛を試すのは久しぶりになります。
どんな味わいなのかとても楽しみです。
ちなみにアルコール度数は30度となっております。
タイ産米を原料に黒麹・米麹仕込み、常圧蒸留で醸された泡盛であります。
それでは開栓してみましょう。
香りはといいますと、しっかりとした甘~い米の泡盛らしい香りですね。
ではでは定番のロックでいただきます。
口に含みますと、ぶわっと米の香りがまず膨らんでほんのりとした甘さが広がります。
やがて辛味がフェードインしてきて、甘さと辛さがバランスよく心地良さを感じます。
後味は泡盛独特の米の風味が、するりと鼻を抜けながらスッとキレていきます。
おぉ、うまいですね~
全体的に味わいの力強さを感じますが、雑味はほぼなく以外とすっきりとした味わいに仕上がっています。
泡盛を久ぶりに試しましたが、後味にくる泡盛ならではの米風味がやっぱいいですね。
これが現地でいただくと、なお一層引き立ちますね。
そこで今回は、この時のためにお取り寄せした豆腐ようを肴にしてみました。
爪楊枝の先で豆腐ようをちょいととって、「北谷長老」を口に含みますと・・・
あ~うまい~、実にうまい~
自分は豆腐ようで泡盛をいただくのが好きでして、これはもうやめられませんね。
杯が進みすぎて、とても危険です(笑)
そして今回は、さらに大好物の島らっきょうも準備してみました。
ピリッと辛い島らっきょうをポリポリいただきながら、「北谷長老」をいただきます。
おぉぉ、米の甘みが一層引き立ってうまさ倍増です。
正直、泡盛と島らっきょうの組み合わせはこれもやめられませんね(笑)
気分だけは沖縄・・・すっかり酔ってしまいました。
泡盛「北谷長老」を存分に楽しむことができました。
「北谷長老」は、骨太ながらもすっきりとした味わいのうまい泡盛だと思います。
泡盛も沢山の銘柄があるので、まだまだこれから色々と試してみたいと思います。
昨年旅した沖縄を少しだけご紹介します。
居酒屋さんでの沖縄民謡ライブ、最高でした。
海ぶどうと豆腐よう美味しかったです!
沖縄は何度訪れても素晴らしい所ですね。
また必ず訪れてみたいと思います。
その時はぜひ、また泡盛も楽しみたいです。