朝夕とずいぶん涼しくなってきました。
麦焼酎「おでさん」です。
河津酒造さんは、昭和7年から酒蔵を譲り受けられ今日まで酒造りをされています。
主に清酒を造っておられるようですが、焼酎も造っておられます。
焼酎は芋焼酎「心ゆくまで」があって、もう一つは本日ご紹介するこの麦焼酎「おでさん」になります。
ちなみに”おでさん”とは、父親を敬愛を込めて呼ぶときの熊本の方言なんだそうです。
なんだか可愛らしい呼び方ですね。
透明な瓶に入っているのでわかりますが、若干白く濁った感じです。
もしかすると、濾過は控えめにされているのかもしれませんね。
どんな味わいなのか楽しみです。
麦麹仕込み減圧蒸留で醸された焼酎であります。
それでは開栓してみましょう。
香りはといいますと、ほんのりと甘くフルーティーな感じです。
麦麦しい感じをイメージしていましたが、そうではないですね。
秋の気配を感じる今宵もロックでいただきます。
口に含みますと、まずしっかりとした麦の甘みが広がります。
口当たりは円く優しい感じです。
後味は麦のふくよかな甘みがふわりと直線的に広がり、スッとキレていきます。
ほうほう、すっきりとした味わいですね~
全体的に麦の甘みが主体で、軽やかで優しくすっきりとした味わいに仕上げられています。
濾過は控えめであると思いますが、苦みや渋みなどの雑味はほぼありません。
ですが後味の麦のふくよかな甘みが心地よいアクセントになっている、うまい焼酎だと思います。
ガツンとした力強さやロースト麦のスモーキーな芳ばしさ、独特なクセなどは持ち合わせない麦焼酎ですが、優しくすっきりとした味わいの中にもふくよかな麦の甘みはしっかりと楽しめると思います。
機会あれば、芋焼酎「心ゆくまで」もぜひ試してみたいなと思いました。
少し前にある温泉宿に訪れていました。
宿のすぐ傍を美しい清流が流れていて、とても風情がありました。
露天風呂のところの木に、なんとクワガタがいました!
クワガタを眺めながら入れる温泉もいいですね(笑)