今は梅雨真っ只中ですね。
黒糖焼酎「サトウキビ畑」です。
鹿児島県大島郡徳之島町の奄美大島にしかわ酒造さんの一品です。
奄美大島にしかわ酒造さんは、1990年創業で比較的新しい蔵になりますね。
奄美大島にしかわ酒造さんのある徳之島は、サトウキビの栽培が盛んで収穫期になるとサトウキビ運搬車で道路が溢れかえるそうです。
そんな徳之島をイメージしてもらうために、銘柄名を「サトウキビ畑」、そしてラベルを収穫期の風景にされたのだとか。
まさに黒糖焼酎を醸すにふさわしい環境なんでしょうね。
また徳之島はサンゴ礁の隆起によって生まれた島なので、隆起石灰層によって濾過された水はミネラル分が多く、もろみの発酵にとてもよいそうです。
水に含まれるカルシウム濃度は、全国平均のなんと6倍!すごいですね。
蒸し暑くなってくるこの時期は、黒糖焼酎がさらに楽しめる時期でもありますが、徳之島黒糖焼酎を試すのがすごく楽しみです。
アルコール度数は25度で、米麹・黒麹で甕仕込み、減圧蒸留で醸された焼酎であります。
それでは開栓してみましょう。
栓を開けますと、黒糖の甘いよい香りがしっかりと漂います。
蒸し暑い今日も、ロックでいただきます。
口に含みますと、ごくほんのりと黒糖の甘みが広がります。
口当たりは優しい感じです。
そして広がる甘みの中に、これまたほんのりと黒糖のビターな風味がフェードインしてきます。
後味はほんのり直線的に伸びる黒糖の甘さ、ほろ苦さに辛さが加わり、三位一体となった後に、黒糖のコクを残しながらスッとキレていきます。
あぁ、うまいですね・・・
減圧蒸留ということもあってだと思いますが、全体的に黒糖の風味はほんのりで控えめな感じです。
しかしながら、黒糖の甘さ、ほろ苦さ、辛さとコクを後味までしっかりと味わえるのは、黒麹の焼酎らしいなと感じました。
黒糖を食すような味わいではないものの、ほんのりと黒糖の風味を余さず味わえることのできるうまい焼酎だと思います。
ライトに飲みやすく、でも黒糖の風味はしっかりと味わいたい、そんな方に「サトウキビ畑」はオススメの黒糖焼酎だと思います。
この時期にいただく黒糖焼酎は、うまさ倍増で楽しめて杯が進みます。
いつか奄美の素晴らしい環境の中で、黒糖焼酎を味わってみたい・・・そう強く思っています。
先日、恒例の車で20分の超近場キャンプに行ってきました。
手軽でとってもよい所なんですが、そろそろもっと雄大な大自然の中に飛び込みたいです(笑)